フロン類回収

■フロンとは?

フロンの正式名称はフルオロカーボンといい、炭素とフッ素の化合物です。
無毒性、不燃性、化学的安定性といった優れた性質をもっているため、空調機器や冷凍庫・冷蔵庫などの冷媒として広く一般的に使用されています。
生産に関する規制が設けられている一方で、現在使用中のものも多く、回収はこれからというのが実情です。

■フロン類回収

当社は第一種特定製品(業務用冷凍空調機器)の専門回収業者で、2016年のフロン回収実績は東京都No.1(約3トン)。
東京都をはじめ、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、群馬県、栃木県、静岡県でフロン回収事業者登録をしているので、幅広い地域での対応が可能です。
「フロン回収破壊法」に定められている特定フロン(R-11、R-12、R-113)をはじめ、代替フロン(R-22、R-123)及び新代替フロン(R-125、R-134A、R-404C)など、空調機器で冷媒として使用されているフロン類を回収し、「フロン類破壊業者」へ引き渡して破壊処理いたします。

■フロンガスの種類と特徴

フロンはクロロフルオロカーボン(CFC)、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)の3種類があり、それぞれ下記のような特徴があります。

●クロロフルオロカーボン(CFC)
オゾン層の破壊程度が高い化合物で、1995年末に生産が中止されたもの。
主な冷媒用途としては、低温冷凍機やカーエアコン、電気冷蔵庫がある。

・代表的な冷媒
R11、R12、R113、R114、R115、R502など

●ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)
オゾン層の破壊程度が比較的低い化合物で、1996年から生産が規制されている。
主な用途としては、パッケージエアコンやルームエアコンなどがある。

・代表的な冷媒
R123、R22など

●ハイドロフルオロカーボン(HFC)
オゾン層を破壊しない化合物で、「代替フロン」とも呼ばれているが、温室効果ガスとして地球温暖化に影響を及ぼす。
主な用途としては、カーエアコンやルームエアコン、パッケージエアコン、電気冷蔵庫、各種冷凍機がある。

・代表的な冷媒
R134a、R143a、R32、R125など

一覧ページに戻る